法話会

法話会


毎月新暦の24日は午後2時より法話会を行っております。
 初回の頃は仏教や宗教に関する素朴な疑問に易しく答えると云うものでした。特に霊障(死霊・生霊・動物霊)、水子供養、除霊法、等の解釈や対処法等について詳しくお話しました。やがて回を重ねて、宗義結択(南都六宗・天台・真言・禅・浄土・法華)、経典伝授(観音経・九条錫杖経)、般若心経写経会、阿字観瞑想法、等の実践講義もさせて戴きました。

 現在は専ら座談会形式で、毎回の参加者と様々な話し合いを通じて、仏教や神道の祭祀、教義等の解釈をお話しております。今後も参加者の希望があれば、高度で実践的な内容の講義も致します。但し、伝授・講習等は参加回数を重ねて、機根(心の状態)が整わなければお授けできません。

  • (一口法話)「お香の話」

  • 2017.11.11

  •  仏教祭祀儀礼の一つに、お香を焚くという行為をします。この薫香にはとても重要な意義があることをお話します。

     我々人間の体も万物の根源である五大(地・水・火・風・空)で構成されています。その体を霊魂(意識)が支配することにより、色欲界(現実世界)で生命活動をしています。やがて病気と老化により生命活動を終えて人間は死を迎えます。霊魂(意識)は天頂よりゆっくりと抜けていきます。

     倶舎論(アビダルマコーシャ)には『人は死後49日間は香煙を食す。』と書いてあります。死の直後で実体(肉体)を失ったばかりだから、五感(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識)は機能しています。特に嗅覚(鼻識)は明朗でありよく働きます。更に儀軌には『香味を愉悦するなり。』とあり、香味が滋養(供養)となることが説いてあります。ですから薫香は供養の第一義(筆頭)なのです。

     毎日使うお香は廉価のもので構いません。ですが祥月命日等特別の日は、ご馳走してあげたら如何でしょうか。古来より供養として優れている香木として、伽羅、沈香、白檀、等があり、有効成分としては鬱金・丁子・龍脳等があります。これら良香はとても高価なので別に保管して、特別なときに少量焚いてあげればいいと思います。線香も一本の4分の1程を折って片方に火を付け、灰の上に挿し立てないで横にそっと置きます。そうすれば燃え残ることなく最後まできれいに焚きあがります。伽羅が含まれた線香は短い少量のもので2〜3万円します。祥月命日等に限定して用い、大切に保管して無駄なく倹約して用いれば、貴方の一生で一箱あれば足りるでしょう。


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